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- JBNインターナショナル株式会社
代表取締役社長
- 大野真徳
- 大野真徳
- 法貴礼子
- http://www.bni.jp/ja/index
※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。
BNIは1985年にアメリカにて創立された、経営者や事業者が新規の顧客やビジネスを獲得するための仕組みを提供する世界最大規模の会員制ビジネス交流組織で、「Givers Gain®」(ギバーズ・ゲイン)という理念に基づいて活動しています。メンバーは数十人の経営者や事業者で構成される「チャプター」と呼ばれるグループで信頼関係を築き、お互いに「リファーラル」を提供します。リファーラルとは質の高いビジネスにつながる「紹介」のことで、メンバー間では年間1千万件近くものリファーラルが交わされ、約1兆4千億円相当のビジネスが生み出されています。当社は2006年、BNI Global, LLC社からのライセンス供与を受け、BNI34か国目の拠点として日本に設置された事務局の運営を行っています。
大野真徳『自分で起業するという選択肢があることを知ってほしい』
女性の社会進出や女性活躍という話題を耳にする時、どこかの企業に勤めるということばかりに注目が集まっているように感じるのですが、起業という選択肢もあると思うんですね。過去に海外留学をしたけれど現在の仕事ではその経験をあまり生かせていないという方や、あるいは以前のキャリアで素晴らしい商品やサービスを生み出した経験があるものの、結婚や出産を機に退職し、家事や子育てが理由で再び社会に出られないという状況は非常にもったいない。その点、起業であれば、自分の時間の管理がしやすく、より柔軟に仕事をすることも可能です。その環境を確保できたら、もっと多くの女性が社会に出て活躍することが可能になると考えています。そういった意味で我々BNIの活動は、女性が起業しやすい環境を提供することができるのではないかと考えています。当社のビジネスモデルはフランチャイズ形式で、オーナーの中には優秀な女性経営者が何人もいるのですが、今後はそれをさらに増やしていきたいと思っています。現在、全国にあるチャプターの男女比率はそれぞれまちまちですが、全体でみると女性の比率は約2割程度です。この女性経営者の割合をどのチャプターでも増やすことができたら、より活性化するのではと考えています。そのためにも、女性が入りやすいチャプターの数を増やしたり、ミーティングの開始時間が通常よりも少し遅い朝の時間帯のチャプターを増やしていくことを検討しています。また、数百名規模での女性メンバーのみの交流イベントも企画しています。国内外から女性経営者を招いてそのアイデアや体験を共有してもらい、起業は決して難しいことではなく、誰でもチャレンジできるものだということを感じてもらえたらと思っています。女性がなかなか活躍できない現状というのは、それだけ伸びしろが大きいということでもあります。このまま放っておいてはいけない。国だけに任せるのではなく、我々民間企業も手を取り合って、女性が活躍できる機会を提供し、少しでも社会貢献に寄与できたらと思っています。
法貴礼子『「女性だから」「男性だから」という言葉のない世界へ』
お客様からの紹介でBNIを知り、自分たちのビジネスがより良くなるのであればそれに越したことはないと思い入会しました。BNIメンバーからさまざまなアドバイスをもらえるだけではなく、自分たちのビジネスも提供できるのはとても有意義なことだと直感的に思いました。BNI に参加することによって、自分が学んできたことや実践してきたことが生かされていると感じています。人生が変わったと思いますし、BNIをやっていてよかったと思っています。経営者同士のネットワークができて、こんなにも強い絆で結ばれるというのは、後からわかった副産物でした。毎週のように顔を合わせていると、ちょっと曇った表情をしていたら「どうしたの?」と必ず誰かが声をかけてくれるんですね。助けてくれる仲間がすぐ近くにいることがすごくありがたくて。今では私も少しはその役を担えているでしょうし、そのような関係性を築けたことが、実はいちばん大きな収穫だったと思っています。女性はいろいろな知識やスキルを持っていても、それを活用する場がどうしても限られてしまうと私自身も感じています。仕事をするということをもっと簡単にすることができたら、女性が持っているスキルをもっとふんだんに提供できて、それが誰かの役に立つという循環が生まれてくるはずです。リファーラルを使ったサポートができる BNI というのは、まさに女性が活躍する環境を作る礎なのではと感じています。それが実現できたら、「女性だから」とか「男性だから」という言葉すらなくなってくると思いますし、それが本当にあるべき世界だと私は思っているので、その環境を提供できるこの仕事は、私にとってはすごくありがたい仕事です。