根石高宏
1980年生まれ。長野県出身。俳優を目指して上京し、演歌歌手のマネージャー業を4年間務める。その後不動産業界へ転身し、マンション販売を手がけるなかで住宅ローンの「フラット35」に出会う。同商品を扱う代理店への転職を経て、2015年9月に独立。FBモーゲージ株式会社の代表取締役社長に就任する。
https://fbm35.com/

※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。

INTERVIEW

当社は住宅金融支援機構の住宅ローン「フラット35」を扱う専門代理業を行なっていますが、この度、新たに女性ファイナンス事業部を設置しました。シングルマザーの増加などに伴い、子育てと仕事を両立する女性からの相談は年々増えています。当社はその中で、幅広いライフプランを提供できる相談窓口となり、女性に特化したサポートを強化していきたい。そうした事業の環境を整えていくことに、大きなやりがいを感じているところです。

根石高宏

夢のマイホーム購入を実現する、「フラット35」の実力

もともと私自身はマンション販売に携わるサラリーマンでしたが、住宅販売を扱う中で、全期間金利固定のサービスとなる「フラット35」のニーズを感じ、FBモーゲージの独立に至りました。「フラット35」はローン支払いにおけるライフプランが立てやすいことが大きなメリットの一つでもあり、勤続期間や車のローンが残っていても審査が通りやすいという受け皿の広さも魅力の一つ。個人事業主やフリーランスの方など、銀行ローンが組みづらいとされてきたビジネスパーソンにも大変喜ばれてきました。住宅を買うことを諦めていた方々に向けて、夢のマイホームを買うお手伝いができる。これは当社が事業を続けていく大きな意義であると思っています。

しかし住宅ローンというのは、組んで終わりのものではなく、組んだ後のサポートをいかに充実させるかが大切です。保険やリフォームの提案、遺産相続などの相談にも乗っていくなど、幅広い角度からお客様の人生に密に寄り添っていくことが重要でしょう。特にファイナンスの分野では、「どこに相談すればいいかわからない」というお客様も多いのが実状です。そのニーズをいかに引き出せるかが、私たちの役目でもあるのです。

環境改善を繰り返し、人生に寄り添える相談窓口として

根石高宏 だからこそ当社の強みは「人」。より親身になってお客様の声に耳を傾け、常にお客様目線を忘れないスタッフの人の良さが、当社の成長を支えてきました。

そんな中、ここ数年は女性のお客様からの相談も数多くお寄せいただき、女性ならではの住宅に関するお悩みが多いなと感じていたところ。そこで女性に特化した専門サービスとしてファイナンス事業部を立ち上げ、ライフプランに関する不安を少しでも払拭していきたいと考え現在に至っています。

シングルマザーや、子育てと仕事を両立させる多くの女性が抱える不安を当社のスタッフと一緒に共有しながら、背中を押してあげられるようなサービスを提供していきたい。最近では、AIを駆使した住宅ローンサービスのモゲチェックを導入し、住宅ローンの相談窓口として全国700の金融機関のデータから、借入可能額などを瞬時に判断できるようなサービスを始めました。

また、限られた時間を有効的に使っていただけるように、店舗内には子連れのお客様のためのキッズスペースも設置。女性の幅広い相談に応じるために経験豊かな女性スタッフを配属し、相談内容に応じてお客様専任のスタッフが対応させていただいています。今後もそうした環境改善を繰り返しながら、より多くの女性に向けたサポート体制を築いていきたいと考えています。

スタッフを大事にすることは、お客様を大事にすること

根石高宏 また社内にも20代から60代までの幅広い世代の女性スタッフが在籍していますから、より良い働き方を提供できる組織づくりも進めていかなければいけません。スタッフを大事にすることがお客様を大事にすることにも直結していくものだと思いますし、休憩や休暇をきちんと取得してもらうことはもちろん、少しでもリラックスできる環境を用意していきたい。お昼の休憩時間には無料で10種類以上のスープを提供するなど、「休む時はしっかり休んでもらう」というメリハリをつけた働き方を心がけるようにしています。

そのほか採用に関しても、今いるスタッフとの融合も必要ですし、会社に足りない要素を持った方かどうかという見極めは重要な基準になります。仕事の良し悪しは覚えていけるものだと思いますが、何よりも重要なことは充実した人間関係をいかに築くことができるどうか。女性の多い社内だからこそ、何よりチームワークがサービスの向上に繋がっていくと考えているからです。

中でも私が、スタッフのマネジメントの中で日頃から心がけていることは、良いことは第三者を通じて伝え、悪いことは直接伝えるようにすること。円滑でオープンなコミュニケーションを取ることで、いかに働きやすい環境を整えていけるかが私のミッションでもあると感じています。今後もスタッフ同士の情報共有をしっかりと行いながら、常に現状の改善に役立てていければいいですね。